2011年07月17日

石巻ボランティア日記〜その2〜

まずは被害の大きかった沿岸部をバスで一巡り。これは、団体の皆さんが、「現地の状況を見て、周りの人にも伝えて欲しい」との想いからとってくれたコースです。

一瞬、普通に見えた町並みでしたが、よく見ると、家はあっちもこっちもひしゃげていて、傷だらけでした。たんぼにも瓦礫がそのままになっていたり、いたるところに重機が入っていて、でもやはり4ヶ月経っていることもあるのか、新しく建て替えられた店舗などもあり、印象的には混沌としていました。

とにかく、道路沿いのあらゆるものが「ひしゃげ」ている。

しばらく走ると、住宅地の区画に出ました。どこまでもどこまでも、くずれかけた家が並んでいて、その一つ一つに生活があったと考えると、本当に言葉を失う風景というのはこういうものなのかと実感しました。前に現地ボランティアに入った人が言っていた「行って見ないとわからない」っていうのは、このことだったんだ…と。

もちろん、感じ方は人それぞれだと思うけれど、きっと自分の生きて来た人生を、振り返らずにはいられない風景なんだと思います。それぞれの人生の中で、思い出すことがあり、感じることがある。

私は以前、「行かなければ分からない」という言葉には、それを認めてしまったら、自分の仕事(記事を提供すること)はどうなる? 過去の戦争も繰り返されてしまうし、何も人は過去から学べないことになってしまわないか?といろいろな想いが渦巻いてちょっとイラッとしていました。

しかし、実際に見て、そうか、確かに見てみないと分からないことだったと思いました。なぜなら、それは現在進行形で、今そこにあるからです。もちろん、初期の頃の光景と今はかなり違う。町もだいぶ片付いてはいる。道路だって整備されつつある。でも、「これで4ヶ月なんだ」…という途方もなさは、やはり今後も現地に行ける環境にある人は、出来るだけ行って、自分で見て感じてみるべきだろうと思わずにいられませんでした。

最初に見た衝撃的な町並みは、目をみはって見つめるしかなかったけど、バス内で写真をみんな撮り始めたので、私も動画を撮ってみました。少しでも、皆さんに伝わるといいけど、でも行けるのであれば一度ボランティアで訪れて下さい。


▲バスの車窓からただ延々と見えるものを撮っただけです。集められた車、がれきの山…


▲こちらは、奥の山並みの手前まで全て波が押し寄せたという地区。見える建物は、建物として残っていても全て1階が破壊されていました。あまりの広大さに言葉も出ません。(それでも今回の震災の全体像から見ればほんの一部) まだ道路際にもそのままがれきが散乱しているのが見えます


▲ここの松林が波をかぶって茶色に変色しています。ただし、この松林があったおかげで、波の強さは少し軽減されたらしく、被害はダイレクトに波が来た地区に比べると少なかったそうです
posted by ヒロヨ at 23:32| Comment(0) | TrackBack(0) | ボランティア関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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